一人旅塾
一人で旅をしてみたい。そんなあなたへの為の指南書

[HOME] [自己紹介] [日記] [エッセイ] [旅行記] [サッカー観戦記] [アウトドア料理]
[一人旅塾] [旅の写真集] [掲示板]

<<前へ[旅の移動手段-徒歩] [一人旅目次] [旅の移動手段-バイク]次へ>>
 旅の移動手段-自転車

 こちらも徒歩と同じく、人力で移動するタイプなので体力、チャレンジ精神とこだわりを原動力に移動するスタイルだ。徒歩より移動距離が増すので行動範囲も大分広がってくる。荷物をどっさりつんだ格好はあまりにも目立つ為、周囲から激励、もの珍しさ、哀れみなどの声がかかり人とのふれあい度も高い。長所と短所については前項の「徒歩」と重なる部分が多い。

・どんな自転車がいいのか?

 自転車にも様々なタイプがある、ロードレーサー、MTB、クロスバイク、ランドナー、ママチャリ等。極論言ってしまえば、「何でもよい。」となってしまう。現にママチャリとかで旅をしてる人もいるくらいだ。しかし、それなりの荷物を積んで長時間自転車を漕ぐので、基本的にはMTB、クロスバイク、ランドナーが一般的だ。出来れば、バスや電車に分解して持ち込める為に前輪と後輪が簡単に取り外しが出来る「クイックリリースハブ」が付いているのが望ましい。少なくとも旅に出る前までに、自分でパンクの修理位はマスターしておこう、電車やバスで輪行する人は前もって、分解の練習を積んでおこう。

長所
・自信がつく

 人は苦労をして何かを達成した時は、それが経験値となり自然と自信が付いてくるものだ。これは何も一人で自転車をこいで旅しただけ人だけ得られるという訳ではない。生活、仕事においても同じ事がいえる。「あの時の苦労に比べれば、今回は屁でもない」と精神的に鍛えられる部分もある。あくまでも自信を付ける一つの手段と思ってもらいたい。

・旅の思い出が深い

 人間、苦労をした時の印象は後々まで残る。この自転車の旅も例外ではない。貴重な時間とお金を割いて旅にでるのだ。後々風化してしまうのはあまりにももったいない。

・景色をたっぷり堪能できる

 動くスピードが車などと比べると遅いので、嫌と言うほど景色を堪能できる。電車や車だとあっという間に過ぎ去っていく風景を思う存分楽しめるのだ。


短所

・非常に疲れる

 当然だ。一日中、自転車を漕いでいるので疲労度も半端ではない。特に峠を越える坂道などを登ってると、もの凄く体力を消耗してしまう。それから、長時間サドルに座ってる為ケツが非常に痛い。あまり無理せず、一時間に10分位は休憩をし適度に水分補給、甘いものを食べたり、マッサージをしながら漕いでいこう。夏場は特に熱中症や日射病にも注意だ。帽子やタオルを首に巻いておこう。


・旅の道具に対して設備投資が必要となってくる

 まずは自転車がなくては、この旅は始らない。用具もサイドバックや輪行袋など自転車専用の物が必要となってくる。また、アウトドア要素が高くなってくる為、機能的な面に於いて少しでも自分に負荷がかからないよう、ウェアなどそれなりの専門的な道具が必要となってくるのも事実だ。キャンプ道具を更にそろえなければならないとなると、更にコストが増してくる。自分のサイフの中身と相談しながら、必要なものを少しづつそろえていこう。

・交通事故の危険性もある

 ずっと、車と同じ車道を走ることになるので、車には十分気をつけて走らなければならない。特にトンネルは要注意だ。トンネル内に歩道があればいいが、そうでない狭いトンネルも沢山ある。ある程度、交通量があるところだと、車は追い越しも出来ないので、たまにクラクションをならされて煽られる事もしばしば。とにかく気をつけよう。

出会い度

 上記にも書いたが、格好が目立つ為、人とのふれあいや出会い度は非常に高い。自分から声をかけなくても、周りから確実に声をかけられる。特に峠道を登っていたりすると、車やライダーから、「頑張れ!」といった声援も送られたりする。


どんなタイプに向いているか?

・何かを成し遂げたいという、チャレンジ精神のある人

 あえて、車や電車など文明の利器に頼らず自分の足で移動していくのだから、チャレンジ精神が必要となってくる。この精神がないと「何で自転車をこいで旅をしなきゃならんのか?」といった思考が生まれてくる。まさに自分との戦いだ。


・自分にとって、旅とはこういうものだというこだわりを持ってる人

 こちらもチャレンジ精神と同じく、こだわりや信念が原動力となる。それがないと「やってられん」と言った感じになってしまう。

・体力に自信がある人

 自転車の旅は体力も非常に重要な要素だ。


・苦痛に耐えれる人

 これも当然のことなのであるが。長い時間自転車を漕ぐこと、ある意味苦痛である。ケツが痛くてたまらん状態だ。


・何日か風呂に入れなくても気にしない人

 常に宿泊であれば、そのような心配はないが。野宿覚悟で行うと、当然風呂に入れないことも出てくる。それも肝に銘じておこう。

次はバイクです。

<<前へ[旅の移動手段-徒歩] [一人旅目次] [旅の移動手段-バイク]次へ>>

[HOME] [自己紹介] [日記] [エッセイ] [旅行記] [サッカー観戦記] [アウトドア料理]
[一人旅塾] [旅の写真集] [掲示板]

 

Copyright (C) 2003-2007 B-Y. All Rights Reserved.