一人旅塾
一人で旅をしてみたい。そんなあなたへの為の指南書
旅の移動手段-徒歩 |
徒歩での旅はまさに旅の原点。文明の利器に頼らず自分の足でひたすら進み続けるこの旅は、体力と何かを成し遂げようとするチャレンジ精神や旅に対するこだわり、想い、背景を原動力に行われるものだ。故にかなりの過酷な旅を強いられることになるが、目的地に着いた時の感動は大きく、思い出も生涯残るものであろう。楽しむというよりか、精神的肉体的に鍛える喜びの要素が高いスタイルだ。 長所 ・自信がつく 人は何かを達成した時は、それが経験値となり自然と自信が付いてくるものだ。これは何も一人で歩いて旅しただけ人だけ得られるという訳ではない。生活、仕事においても同じ事がいえる。「あの時の苦労に比べれば、今回は屁でもない」と精神的に鍛えられる部分もある。あくまでも自信を付ける一つの手段と思ってもらいたい。 ・自分を見つめなおせる 一人でひたすら歩いていると、思いのほか考える事ができる時間が多い。但し、あまり考え込んで、石に躓いて転んだり、信号を無視してしまわないよう少しは注意して歩こう。 ・旅の思い出が深い 人間、苦労をした時の印象は後々まで残る。この歩く旅も例外ではない。貴重な時間とお金を割いて旅にでるのだ。後々風化してしまうのはあまりにももったいない。 ・景色をたっぷり堪能できる 動くスピードが遅いので、嫌と言うほど景色を堪能できる。電車や車だとあっという間に過ぎ去っていく風景を思う存分楽しめるのだ。但し、あまりにも風景が変わらない事もあり、しまいには飽きて苦痛になってくる諸刃の剣でもある。 当然だ。一日中、歩くのであるから疲労度も半端ではない。あまり無理せず、適度に水分補給、甘いものを食べたり、休憩、マッサージをしながら歩いていこう。夏場は特に熱中症や日射病にも注意だ。帽子やタオルを首に巻いておこう。 まあ、一日30kmがせいぜいでしょう。 これも、当然だ。車なら1時間もかからない所を丸一日かけて旅をするのだ。でも考えようによっては贅沢な旅かもしれない。
行動範囲が狭く、移動に非常に時間がかかるため、景色が全く変わらないことから退屈になってしまう事もある。こんな時はネガティブな思考になってしまう。自分のマインドコントロールを上手く養って欲しい。
アウトドア要素が高くなってくる為、機能的な面に於いて少しでも自分に負荷がかからないよう、ザックや靴などそれなりの専門的な道具が必要となってくるのも事実だ。キャンプ道具を更にそろえなければならないとなると、更にコストが増してくる。自分のサイフの中身と相談しながら、必要なものを少しづつそろえていこう。 出会い度 まるで山にでも登るような格好をしてると、いろんな人から声をかけられます。逆に普通の格好であると、単なる旅行者と思われるので声はあまりかかりません。ある意味、格好で注目を浴びて声をかけられるという所が真実であるような気がします。
・何かを成し遂げたいという、チャレンジ精神のある人 あえて、車や電車など文明の利器に頼らず自分の足で移動していくのだから、チャレンジ精神が必要となってくる。この精神がないと「何で歩いて旅をしなきゃならんのか?」といった思考が生まれてくる。まさに自分との戦いだ。 こちらもチャレンジ精神と同じく、こだわりや信念が原動力となる。 ・体力に自信がある人 歩く旅は体力も非常に重要な要素だ。 これも当然のことなのであるが。長い時間歩くことは、ある意味苦痛である。 常に宿泊であれば、そのような心配はないが。野宿覚悟で行うと、当然風呂に入れないことも出てくる。それも肝に銘じておこう。 |
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