一人旅塾
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 旅のカテゴリーやスタイル

 何も、車や電車だけが旅のスタイルだけではありません。徒歩、自転車、カヌーなどで旅に出かける人もいます。また、豪勢にお金をかけて旅を楽しむ人もいれば、少しでも出費を抑えてチープに楽しむ人など、千差万別です。ここでは、代表的な旅人のカテゴリーを説明していきましょう。 

・バックパッカー

 背中にリュックやザックを背負って旅をする人。その格好は登山でもするような格好に見えます。現在ではお金を極力かけない「貧乏旅行」の代名詞となってるようですが。もともとは1960年代にアメリカの若者が、都市型生活に反発し「自然回帰」「自らの足で歩く」といった精神で背中に必要最低限の生活用具を背負って旅をするというのが発端らしいです。日本国内だと、登山をする人以外であまりこのスタイルで旅してる人は見かけませんが、海外ではこういったスタイルは日常茶飯事で見かけます。若者に限らず、おじさん、おばさんも頑張っています。
 何も、ザックを背負ったら貧乏旅行をしなくてはならないという規則もないので、無理して行う必要もないと思います。それは各々決めればいいだけです。ただ、背中にザックを背負うスタイルは両手が自由になり、それなりの重い荷物も持てるので、移動の多い旅に適しています。考えてみるとこのスタイルは非常に万能ではないかと思います。鉄道、バスでの移動も問題なし、そのままひたすら歩けば徒歩ダーに変身、自転車があればそのままチャリダーに変身(現実には荷物は自転車にくくりつけた方が負担的に楽でありますが。でも時々ザックを担いで自転車で旅をしてる人もいます)、バイクがあればライダーに変身(こちらもチャリダーと同じく荷物をバイクに載せたほうが、運転がしやすく疲労度も低いです。でもザックを背中に背負ってバイクで旅してる人も時々見かけます。)、車があればドライバーに変身、ヒッチハイカーもこのスタイルが多い、大きなザック一つあれば、様々な旅のスタイルが楽しめるのではないでしょうか。

・鉄ちゃん

 鉄道で旅する人。とりわけ、鉄道を移動手段としてとらえるのではなく鉄道に乗ることに対して目的をもってる方の方が多い。例えば、「北斗星」に乗ってみたい、あそこの路線でx月xx日に蒸気機関車が一日限定で走るので、是非それに乗りたい、xx線に乗ってみたいなど。中にはJR全線を制覇、もしくはそれを目標にしてる人たちもいます。

・徒歩ダー

 歩いて旅する人。バックパッカーと重なる部分も多い。自分自身に試練を与えながら旅するので、何かしらの信念、想い、こだわりを持ち続けている人が多い。勿論、全て歩きまくるというのではなく途中まで電車やバスを利用し、そこから目的値まで歩き、また電車やバスで返ってくるというパターンもある。1日長時間歩き続けるので、荷物は手に持つタイプでなく、背中で背負うザックタイプの方が負担が楽である事はいうまでもない。


・チャリダー

 自転車で旅する人。サイクリストなどという時もある。こちらも、徒歩ダーと同じく自分自身に試練を与えながら何かしらの信念、想い、こだわりを背景に旅をするスタイルだ。格好が目立つ為、周囲から同情、激励、哀れみ、驚き、賞賛などが入り乱れて声をかけられる。また、同じスタイルの旅人とすれ違ったり、出会ったりすると途端に打解けあえる喜びもある。人とのふれあい、出会い度は結構高い。

・ライダー

 いわずもがな、バイクで旅をする人。ツアラーと呼ぶ時もある。リアシートにどっちゃり荷物を積んで、Door to doorといった車並の便利さを持ちながらも、反面生身の体を外に剥き出し、風雨にさらされるから過酷度も高い。このスタイルも何かしらの信念、想い、こだわりを背景に旅をするスタイルだ。チャリダーや徒歩ダーに比べて人口も多く、すれ違い時にはお互いにピースサインなどの挨拶もあったりする。この為、ライダー同士は何故か結束が固く、キャンプ場や休憩してる時に、自然と挨拶をしてしまうので、人とのふれあいや出会い度は非常に高い。若い頃はチャリダーをしてて、後々ライダーに転向する人も多い。


・ヒッチハイカー

 ヒッチハイクをしながら旅をする人。終始ヒッチハイクでなく、ある程度は電車やバスを利用するが、目的地までそういった交通を利用できない人がヒッチハイクを利用する場合も含む。普通の格好や、バックパッカースタイルにも多い。基本は道路の脇に立って親指を突き立てて待つパターンであるが、近年はダンボールの端くれや画用紙などに、大きく自分の行きたい地名を書いて立っている人が増えてきた。(この方がどこに行きたいのか予めはっきりするので効率がいいらしい)たまに、バイクの後ろに乗せてもらうことも考慮して、バイクのヘルメットを持参しているツワモノもいる。人様の好意で成り立っているので、気を使ってしまうのも事実だ。後、なるべくきれいな格好で車を待つのがエチケットらしい。当然、他人様とのつながりで旅をしていくので、人とのふれあい出会い度は高い。たまに、座席でなくトラックの荷台に乗せてもらう時があるが、あそこは非常に揺れるので何かにつかまっておく事。でないと、カーブとかで荷台の中で転げまわってしまうからね。後、密室の中に全然知らない人と一緒になるのだから特に女性の人は事故に巻き込まれないよう注意が必要だ。

・ドライバー

 車で旅する人。どう表現したらわからないので、この「ドライバー」という言葉を使わせてもらう。荷物を沢山積める事が出来、Door to doorで、室内だから風雨にもさらされず、エアコンも効いて好きな音楽を聴きながら缶コーヒーまで飲めてしまう、その上、万が一宿がとれなくても車の中で泊る事も可能だから便利さ快適さについては一番だ。故に何かこだわりを持って旅をする人にとってはこの快適さと便利さが逆に物足りなさを感じさせてしまう事がある。人とのふれあい、出会い度については結構低い。ひたすら、自分の世界で旅をしたいのなら、車で行くことをお薦めする。

・カヤッカー

 カヌーで旅する人。カヌーイストとか呼ばれたりもする。私はカヌーをやったことがないので、どう説明したらわかない。川や海という自然が相手だから、十分気をつけてください。ファルトボートという折りたたみできるカヌーがある。こちらは、電車やバスで移動できるので車がなくてもあっちこっち行くことが可能だ。いずれ機会があったら、私もカヌーで旅をしてみたい。

 次は多少この項と重なる部分がありますが、移動手段の長所と短所について説明していきましょう。

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