7/24ジャスパー(ピラミッド湖&パトリシア湖ハイキング) |
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*7/24ジャスパー(ピラミッド湖&パトリシア湖ハイキング)晴れ* 今日は普通に8:00頃目が覚めた。朝飯を作りに2階のキッチンに行った。キッチン&ラウンジは相変わらずにぎやかで、みんな楽しそうにしている。宿泊客は意外と東洋系が多く、日本人も何人かいたが韓国人が圧倒的に多かった。そんな楽しそうにしている奴らを尻目に俺は一人黙々と朝食を作ることにした。ここのユースのコンロは電熱方式だ。ボロイせいなのか場所によって、火加減が強い所や弱い所があって、弱いところだと前々暖まらないのだ。なのでなるべく人が使った後にすぐ使わないと調理に思いっきり時間が掛かってしまうことになる。サラダ油がないから、先にハムを焼いてその油で目玉焼きを作ることにした。カナダで目玉焼きを作る時いつも思うのだが、黄身の色が日本で売ってるのとはちがい、なんだかうすい黄色の卵がおおい。食べてるエサの違いなのだろうか?俺は目玉焼きは両面焼きが好きなのだが、いつもタマゴをひっくり返すたんびに失敗して崩れてしまう。今日も見事に崩れてしまった。それでも、自分で作った料理は美味い。朝食はハムエッグ、マフィン、とコーヒーで済ませた。 朝食後はタバコを吸いに、外でくつろいだ。今日も天気がすばらしくいい。近くに日本人らしい男性がいたので声をかけてみた。彼は、ムーストラベルという会社のツアーでここに来ていて、これから出発するところであった。俺が一人でカナダを旅してるというと、怖くないですかと言われてしまった。彼はすぐに出発しなければならいので、ちょっとだけの会話で終わってしまった。日本を旅してもそうだが、よく一人旅をする行為を信じられんという人が多々いる。たいてい彼らがいうセリフは 1:「怖くないですか?」 2:「寂しくないですか?」 3:「一人で旅してて、どこが面白いんですか。話す相手もいないのに。」 4:「どうして一人で旅をするんですか?」 とまあこの四つに集約される。 「1」については、まあ、行くところにも寄るかもしれないけど、あまり経験はない。怖いというより不安という方なら多少あるけど、一度経験をしてしまえばそんなに年がら年中怖いという気持ちはあまりない。 「2」についても、ほとんどない。旅先でカップルとかをみてむなしくなることは多々あるが。 「3」については、大きなお世話的な質問だ。どこが面白いって?一人で旅してることが面白いんだよ。自分のペースで好きなところにあっちこっち行けるし、疲れたら勝手に休めるし。誰にも気を使わず行動できる部分が一人旅の醍醐味だと思う。話し相手なんて、自分がちょっと積極的になれば旅先でもいくらでもできる。だいたいこういう質問をする連中は一人で行動できない奴らが多い。映画や買い物もも一人では見に行けず、常に誰かと一緒につるんでないと遊びにもいかない奴らばかりだ。 「4」については、「3」でコメントした部分と多少重なるが、要は行ってみたい所があるから旅にでる。ただそれだけだ。一緒に行く人がいないから旅を諦めるなんて勿体無いと思う。 話がそれてしまったので元に戻ろう。のんびりと寛いでいたら、9:30発のシャトルバスの時間に間に合わなくなってしまったので、次の10:45に乗ることにした。シャトルバスはエルグラントみたいな形をしたバンであった。車体には会社名とか何も書いてないから、知らない人だと普通の乗用車としかみれない。このシャトルバスはジャスパーの駅からユース、そしてユースから上流の方にあるトラムウェイというウィスラー山の頂上付近までいくロープウェイの乗り場を往復している。ユース〜ジャスパー駅までの料金は3ドルだ。 ジャスパー駅に着いてシャトルバスを降りた。ドライバーからシャトルバスの時刻表をもらっておくことにした。ドライバーが 「今日はどこに行くのかい?」 と尋ねてきたので 「ピラミッド湖とパトリシア湖をハイキングに行くんだ。」 「そうか、いい所だぞ。気をつけてな。」 ハイキングに行く前に、寄るところがあったので先に済ませることにした。明日の行動予定である、マリーンレイクのボートクルーズの予約をしにいった。事務所はパトリシア通り沿いにある。(Maligne Lake Toursのサイト英・仏・独・日で対応している) カウンターで明日のボートクルーズを予約したいと告げると、スタッフから何時のツアーにするのかと聞かれたので、とりあえず14:00発で予約することにした。ついでにマリーンレイクまでのシャトルバスも予約をしておいた。ここから車で一時間の距離と聞いたから11:30のシャトルバスで行くことにした。ジャスパーに限らず国立公園を楽しむのには、車が必要だと思う。ジャスパーのダウンタウン内を散策するのであれば、車は必要ないが周辺の見所に行くには正直車がないと無理。ツアーで参加すれば観光バスとか用意されてるからそれでもいいが。今回はシャトルバスがあったので助かった。国立公園は見所が満載だが、個人貧乏旅行だと、ヒッチハイクか何人か募ってレンタカーで周るしか方法がない。この辺の車の必要性については、後で詳しく書くことにする。 ここのマリーンレイクツアーズではボートクルーズの他に、ラフティングも行っている。ラフティングとは、ゴムボートに乗って、急流を下る遊びだ。事務所の壁に、ラフティングツアーの様子や、インストラクターの写真がずらりと並べられていた。ガイドブックにも載ってたので、一度はチャレンジをしてみたいと思ってたが、いかんせん水着を持ってきてないので、迷ってしまった。それとジャスパー近郊のラフティングはアサバスカ川とサンワプタ川の二種類に分かれる。アサバスカ川のラフティングはお年寄りや子供でも参加することができるいわゆる初級者コース。ほとんど漕がなくても大丈夫なレベルだ。一方サンワプタ川はかなりのベテランでも肝を冷やすといわれている上級やコース。あまりにも両極端すぎるコースであった。初級者コースではあまりにも物足りないので、上級者コースに参加しようと考えたが、今までラフティングなどやったことがないので迷いに迷い、30分もずーっとその壁に貼ってる応募要綱を眺め続けた。応募要綱にはサンワプタ川はCLASS3と書かれ、「初心者向きではない、またかなりの体力を要する」記載されている。もちろん子供はこのコース参加不可である。そんな事が書いてあるからスタッフに全くの初心者でもサンワプタ川のコースに参加することができるか?という質問する英文を頭の中で考え続けてしまった。で、結局スタッフは他の客の応対に追われて質問する間がなかったので、諦めてしまった。明日また考えようと思った。ちなみにラフティングのツアーはここだけでなく他の店でもやっている。パトリシア通りを歩けば何店かラフティングのツアーをやってる店を簡単に探すことができる。 マリーンレイクの事務所を出たあと、靴屋に行きサンダルを買うことにした。もしかしたらラフティングのツアーに参加するかもしれないので、そのときの為に用意しておこうと思ったからだ。もし参加をしなくても、トレッキングシューズばかりはいてるのも窮屈なので宿にいるとき用の為に買っておくのも悪くないなと思った。適当に選んで、BROOKSというメーカーのサンダルを買った。42ドルは少々高いが、カナダの土産物として日本に持ち帰ればいい。こういったときは自分を言い聞かせる意味でどちらに転んでも後悔しない発想でいればいいのだ。しかし、買った直後に後悔をしてしまった。理由はがさばるのである。これからハイキングに行くから、買ったときにサンダルを入れる箱は店で処分してもらうことにしたが、それでもがさばってしまうのだ。仕方がないから、デイパックの両サイドにそのサンダルをぶら下げて置くことにした。ちょっとジャマだが手で持って歩くよりかはましだ。 なんやかんやしてたら昼飯時になってしまった。これからハイキングに行くには腹ごしらえが必要だから、日本でもお馴染みのケンタッキーフライドチキンの店に行くことにした。店内は昼飯時の為結構混んでいた。列にならんでちょうど俺の番が周ってきた。ツイスターコンボとチキンを二つ頼んだが、チキンは25分位またないと無理だといわれたので諦めた。そして、さっさと昼飯を済ませた。 結局ハイキングに出かけたのは昼過ぎであった。でもまあ、片道2時間くらいだから、半日で十分な時間だ。 ![]() ![]() 町外れにピラミッドレイクロードという舗装路があり、そこから森の中に入っていくハイキングコースがある。ハイキングコースに入ると最初は坂道であった。えっちらほっちら登っていった。後ろから来た女子高生軍団のハイカーにあっというまに抜かれてしまった。彼女らはペットボトルを片手にぺちゃくちゃとおしゃべりをしながら、ズンズンと進んでいく。やっぱり若い人たちの体力にはかなわないわ。まあ、ハイキングは競争ではないので俺は自分なりのペースでゆっくりと歩いていった。Aのコースを30分ほど歩くと駐車場にぶつかった。そこからGのコースにはいるとCottonwood Sloughという沼が見えてきた。この辺は湿地帯でハイキングコースもぬかるんでいる所が多い。それに、湿地帯のせいかやたらと蚊が多いので、モスコルという蚊よけの薬を腕、首筋、顔や足に塗ることにした。しかしこの薬のニオイはきつい。結局薬を塗っても汗で流れてしまうので、こまめに塗るのがコツだ。(俺はめんどうくさくなってこまめに塗らなかったが) ![]() 湿地帯を越えると、コースはいきなり急坂になり、ぜいぜいいいながらのぼりきった。やがてハイキングコースはT字路にぶつかっり右の8dのコースに曲がっていくことにした。ここのハイキングコースは分岐点に看板が立ち、観光案内所でもらった地図上番号とリンクされてるため、行きたい番号通りに進んでいけばいいようになって非常に便利だ。しかも看板以外に、木にも番号が記されてるからまず迷うことはない。後ここのハイキングコースはホースバックライディングのコースと兼用されている為、馬糞があちらこちらに、転がってるから歩くときは注意が必要だ。乾燥して干からびた糞であれば、踏んづけても気にはしないが、出たてホヤホヤの糞はさすがに踏んづける気にはなれない。そんなわけだから、周りの景色より、コース上の馬糞を気をつけなければならないということになるのだ。8dから6bのコースに入って、ようやくパトリシア湖が見えてきた。 ![]() 湖沿いのコースはわりと幅広い。湖沿いのコースを歩いていくとホースバクライディングの一行に出くわした。ホースバックライディングとは、馬に乗ってハイキングコースを歩くツアーだ。ツアーに参加した人曰く、結構つらいらしく、長時間乗ってるとお尻と股が痛くてしかたないらしい。ハイキングコースはホースバックライディングに優先権があるので、こういった一行に出会ったら彼らに道を譲らなくてはならないので、俺はコースの端により、彼らが過ぎ去るのをまった。先頭のツアーリーダーらしき女性が、俺に 「どう?元気?」 と声をかけてきた。 「疲れ果てて、死にそうです...」 というと笑われてしまった。後から続く人たちも俺に挨拶をなげかけてきた。 ![]() ハイキングコースを歩いてると意外と時間がかかり疲れ果ててきたので、途中コースを外れて別荘地帯の所から強引に舗装路に出ることにした。そのほうが時間の短縮され歩きやすいし楽であった。 再びパトリシ湖が見渡せる道路にでた。そしたら雨がポツリポツリと降ってきたのでビューポイントで休憩をした。ビューポイントといっても雨宿りをする場所はない。幸いザーザー降りではないのが唯一の救いだ。そして雨は何故だかあっという間に晴れ上がった。 ![]() ![]() ここでキャンピングカーで旅してた老夫婦と話をすることが出来た。彼らはドイツから来てて、6ヶ月間かけてカナダをキャンピングカーで旅してるというから凄い。最初は東海岸のハリファックスからスタートし今に至るという、しかもカナダの次はメキシコを旅するというから、はたまた驚いてしまった。旅というのはいっけん華やかそうに見えても、意外と体力や精神を消耗するものだ。これは移動手段にかかわらず全てに当てはまる。それをキャンピングカーで何ヶ月も旅を続けるなんてたいしたものだ。俺もいつか金と時間に余裕があったら、キャンピングカーで外国を旅してみたいなと思った。ドイツから来たというから、思わずワールドカップで活躍した、オリバー・カーンなどの名前を挙げたら、笑ってうなづいてくれた。 老夫婦とそこで別れて俺は再び歩き始めた。次はピラミッドレイクだ。ちょっとした坂道を登っるとすぐに湖が見えてきた。パトリシア湖と比べてこちらは湖のすぐ近くに宿泊所や貸しボートもありまたちょっとした砂浜もあるので泳ぐことも出来るから、湖で遊んでる人が多くそこそこにぎやかであった。 ![]() 日差しが急に強くなってきたので暑くて仕方なかった。近くに土産物屋があったので、そこでアイスキャンディーとジンジャーエールを買って休むことにした。水はしこたま持ってきたが、やはり疲れたときには甘いものが一番いい。しかしジンジャーエールは炭酸の為、腹が膨らんで苦しくなり500ml全部飲み干すことが出来なかった。ここで引き返そうと思ったが、せっかく来たので湖の端っこまで歩くことにした。炭酸飲料を飲んだため、腹が苦しく横っ腹が痛くなってきたが、我慢して歩き続けた。 舗装路がなくなったところに出島があったのでいってみた。橋を渡り、島周辺を適当に歩いた。体力的に結構ばててきたので、この出島からもと来た道を引き返すことにした。 ![]() ![]() 結局なんだかんだで片道4時間もかかってしまった。確かにまっすぐ寄り道や休憩もせず歩けば2時間で着くと思うけど、それではあまりにも疲れてしまうので、どうしても休憩は必要だ。ピラミッド湖までいくならハイキングコースを歩かず素直にピラミッドレイクロードを歩いた方が、はるかに近い。もちろん大小様々な湖沼郡を楽しみたいのであれば、ハイキングコースがお薦めだ。ジャスパー周辺にはパトリシアやビラミッドレイクの他に大小様々な沢山の湖沼郡が存在している。 道路にでて、ヒッチハイクをすることにした。しかし交通量は少なく車はほとんど走っていない。ピラミッド湖に行った人たちが戻ってくるのを期待するしかないので、ダウンタウンノ方向へ歩きながら、そして車の音が聞こえると後ろを振り向き親指を立てた。世の中はそんなに甘くはなく、誰も車を停めてくれない。ようやく一台の車が停まってくれた。車に乗っているのは中年の夫婦だった。助手席に座ってた奥さんに、 「すいません、ダウンタウンまで乗せてもらえませんか?」 「あら〜、私達ダウンタウンまでいかないのよ。」 え〜、いかないの〜。残念...。ようやく車が停まってラッキーと思いきや、ダウンタウンまで行かないことをしりがっかりしてしまった。一言礼を言って諦めることにした。 パトリシアレイクのビューポイントまで、戻ってひたすら車を待ち続けたが、一行に車が停まらないので、諦めることにした。ピラミッド・レイクから歩いて一時間位すると、コットンウッドスローの湿地帯にある駐車場について休憩をした。ここまでくればあと一時間もあるけばダウンタウンへ着くだろう。携行食のチョコレートを食い疲れを癒した。再び歩き始めると、俺の傍らに車が停まり、助手席から、 「はぁ〜いー。また会ったわね。今度はダウンタウンまで行くから乗せてあげるわよ。」と甘ったるい言葉で話し掛けて来た。よくみると先ほどダウンタウンまで行かないと言うことで諦めた中年の夫婦が乗ってた車であった。残り1時間の距離といえども体力的にはもうバテバテは状態だったので、お言葉に甘えて乗せてもらうことにした。いやー、助かった。運転してる旦那さんは鼻の下に口ひげを生やした寡黙な人で、ほとんど会話はなく、専ら車の中では助手席に座ってる奥さんと適当に世間話をしてた。あっという間に車はダウンタウンに到着し、コンノート通りのところで下ろしてもらうことにした。何回もお礼を言って、降りようとすると、今までずっと黙ってた旦那さんが、親指を立てて、 「GOOD LUCK!」と一言だけ言ってくれた。お互いに握手を交わして、その車を後にした。 ダウンタウンに着いた時は、もう18:30を過ぎてた。次の最終のシャトルバスは20:45だ。2時間近くの時間つぶしをどうするか考えた。ガイドブックをみたら、観光案内所のある、敷地の道路をはさんだところに「Whistle Stop Pub」というのが掲載されてたので、そこでビールでも飲むことにした。ハイキングの後は思いっきり喉が渇いてしかたがない。店の中に入ると冷房が効いててとても涼しかった。とりあえずカウンターに座り、バドワイザーを頼んだ。 「がー、うまい!」 ハイキングで汗をかいた後に飲むビールは格別だ。立て続けに二本も飲んだら、ヘロヘロになってしまった。しかもすきっ腹に...。ここのパブはキャッシュオンデリバリーのシステムをとっている。一本注文するたびに、その分の代金を都度払っていくのだ。北米大陸のパブはたいていこのシステムを利用してる所が多い(と思う...)。他の客を観察してみると、25セント硬貨をテーブルの前の方においているのに気がついた。どうもチップらしい。そんな訳で俺も真似をして、25セント硬貨をテーブルの前に2枚置いて店をでた。 パブからジャスパーの駅はすぐだ。歩いて2〜3分の距離なので助かる。このパブは24時間営業だから、0:30発のバンクーバー行きのグレハンのバスに乗るときの時間つぶしにもなるから、とても便利だ。店を出た時間が20:30頃であったが、外はまだまだ明るい。駅の横にある、トーテムポールの前でシャトルバスを待った。最終のバスであるため、バスは満員であった。ユースに向かう途中、道脇に子供のブラックベアが木の実を食べてた。バスの運転手はしばらく停まり、乗客に小熊のが見えるようにしてくれた。俺もここぞとばかり写真をとったが、バスの窓はスモークが張られてるため、肉眼ではしっかり見えるが、写真に撮ることは不可能であった。自動的にフラッシュがたかれそのフラッシュが窓に反射し真っ白になってしまうのだ。写真は諦めて脳裏にしっかり焼き付けることにした。バスが再び動き始めると助手席に乗ってた女性が、 「え〜、私みてなーい。運転手さんお願い。もう一度小熊の所に戻って!。みんなももう一度みたいでしょ?もう一度見たい人手をあげて。」 といったので全員手を挙げた。運転手さんは快くもう一度小熊のいるところまで戻ってくれた。 ユースに一旦着くと、先ほどの小熊をもう一度みるために、俺は坂道を下って引き返してみた。40分位歩いたが、もう既に小熊はどこにもいなかった。仕方がないので、坂を登りながらユースに戻ることにした。しかし、行きはくだりでよかったが今度は上り坂でこれがまたきつい。ハイキングをした後だから、余計にしんどくてまいってしまった。極めつけは蚊の襲撃だ。汗だくになって坂道を登ってると、蚊が容赦なく俺のところに集まってくる。それに日本の蚊より大きくまるで鎧でも着させたような感じだ。もってたタオルを体にピシピシと叩きながら歩いたが、それでも襲撃は収まらない、ふくらはぎあたりがチクチクすると思ってみてみると、10匹位の蚊が靴下の上からへばりつき俺の血をすっていやがるのだ。蚊よけの薬を塗ったが、汗だく状態なので、すぐに効き目がなくなって大変だった。しかし振りかえった時のロッキーの山々はとても綺麗だった。 ![]() ![]() やっとこさ、ユースにたどり着いた時は、蚊の襲撃を避ける為に余計に体力を消耗した為ヘトヘトになってしまった。疲れきって何もやるきがしないので、シャワーを浴び、晩飯はリンゴとヨーグルトを食べた。外で一服をして、ラウンジで日記を書いて寝た。 明日はマリーンレイクだ。 (つづく...) |
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