おでん...

 10月も半ばをすぎ、だんだん肌寒く感じる今日このごろであるが...。最近、コンビニをみると「おでん」の季節がまたやってきたので、嬉しくなってしまった。寒い季節におでんはよく合う。飲み物は当然酒だ。ビールで「ぐびー」っといった後、焼酎でちびりちびりとやりながら、おでんをつまむのがとても合うのである。


 一人暮らしをしてた頃、よくコンビニのおでんを利用したもんだ。月に2回位は利用してたと思う。金曜日か土曜日の夜になると、無性にコンビニのおでんが食いたくなってくるのだ。「今日は何のネタにしようかな〜」とうきうきわくわくしながらコンビニに向かう道中の気分も悪くは無い。


 でも、たいていおでんのネタはパターンかされてた。ちくわ、ゆで卵、はんぺん、がんも、ばくだん、ソーセージ巻き、これで固定してた。なぜか世間一般では欠かせないとされている「大根」は注文しなかった。たまに人からは、「何?おでんにだいこんは必需品だろ。あの、おでんつゆがたっぷり染みこんだのが、うまいじゃないか。君におでんを食べる資格はない。」などと言われたこともあったが、どうもあのちょっとした苦味が好きになれない。出されれば、普通に食うことはできるが、自分から進んで買おうとはしなかった。

 後、おでんにつけるからしはいつもたくさんもらっていた。店員が「からし、お付けしましょうか?」といわれると必ず、「はい、お願いします。たくさんつけてください。」というと、通常は2個位しかくれないが、「たくさん」というと5個以上はつけてくれる。


 誰もいない部屋に戻って、一人で乾杯しながら飲むビールは寂しいもんだが、まあ仕方のないことだ。おでんの容器の上の部分にちょうどからしをたらせるくぼみがあるので、そこに2つ分のからしをつけ、まずはちくわから食い始める。ふーふーいいながら、ちくわにかじりつくのだが、ここで気をつけなければならないことがある。

 おでん用のちくわにはたいてい外側にイボのような突起物がある。そして、このイボの中におでんの熱いつゆが溜まっているので、かじりついた瞬間に、このイボの中に溜まっていたつゆが「ピュッ」っとはねることがある。このはねたつゆが手にあたったりすると、とても熱いのだ。そんなわけで、おでんのちくわにかじりつくときは、このつゆがどこにはねるかわからないので、緊張してしまうのである。


 部屋で一人で飲んでると、どうも店で飲むときと違ってあまり飲めない。ビールだと、350mlで飽きてしまう。そうなると次は焼酎だ。大抵は、水か生茶で割っているが、酔いがまわらないと、ストレートで飲むときもある。あんまりストレートでやるとベロンベロンになってしまうので、ほろ酔い気分になったら、再び水か生茶で割るようにしている。部屋で一人寂しく飲んでて、ベロンベロンになってしまうと、たまに無性にいたたまれない状況になってしまうのだ。そうならないために、飲む際もコントロールが必要になってくる。


 あ〜、おでんの日記を書いてたら、無性におでんが食いたくなってきたぞ...。

そんなわけで、今日はこれでおしまい。