「旅のマストアイテム」(RADIO)

 旅に出る際に必ず持っていくアイテムがいくつかあります。今日はラジオについて語ってみたい。

 俺の旅のスタイルは一人旅が基本であります。最初はウオークマンをよく 持ち歩いていたが、これはカセットテープが必要であるためどうしても荷物 がかさばってしまいます。ラジオの良さに気づいたのが確かアメリカを一人 旅したとき、グレイハウンドのバスの中でたまたまFM放送を聞いたのが始 まりだったと思う。そのときもウオークマンを持っていたが、そのウオーク マンにAM,FMチューナーも搭載されてたので何気なく聞いていたらとても新 鮮な感じがして病みつきになってしまった。かっこいいジングル、次に何が かかるかという楽しさ等等。なんといってもDJが入るから長時間聞いてて も疲れない利点さ。この旅をきっかけに旅には必ずラジオを持っていくよう になった。  国内の旅でも、ラジオは欠かせなかった。特に野宿をしてる時。夜夕飯を 準備してるときからスイッチを入れてBGMの代わりに楽しむことが出来 る。そして、夕食をとりながら酒を飲んでるときが一番至福の時間となって 行きます。一人でいてもラジオがあれば全然さびしくならない。上高地で聞 いたカーペンターズの「イエスタデイ ワンス モア」。静岡県の田貫湖で 聞いたシンデレラの「ガール ガール ガール」は今でも鮮明に覚えている。 音楽に限らず、聴取者からの人生相談まがいのもの、など等。 ラジオを持っていくことで野宿の楽しみがまた一つ増えたような気がし ました。次の日の天気予報の情報なども仕入れることがで今では欠かせない アイテムの一つです。 残念なことが一つありまして...。たいてい野宿する所は電波の入りにく い所が多くいつも雑音交じりの音楽ばかり。ひたすら一番音のとりやすい位 置を決めるのに四苦八苦。もっとひどかったのはカナダ。自転車でロッキー を旅したんだけど、あまりにも退屈だからラジオをカーステ代わりに聞きな がら走ってたけど、1時間毎に同じ内容の放送。テープを流してる感覚でし た。しまいには電波が届かなくなり、聞こえなくなる始末。今となってはいい思い出ですが。 次回は文庫本です。